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鉄道ニュースまとめ(6月22日~28日)

20140630_01.png 7月19日(土)から「とれいゆつばさ」として運転を開始する新幹線初のジョイフルトレイン「とれいゆ」が、25日から試運転を開始しました。元秋田新幹線用E3系R18編成を改造、700番代に改番されています。仙台方先頭車には足湯の設備が用意されていて、びゅう旅行商品の利用の場合に限り事前に足湯利用券を購入することができます(当日の利用状況により車内で350円の足湯利用券を購入できる場合もあります)。(JR東日本プレスリリース 6月16日/railf.jp 6月27日/共同通信 6月30日)
▲JR東日本プレスリリースより

【大正2年建築の最古の駅建替えへ 島原鉄道南島原駅】
 島原鉄道で最古の駅舎である南島原駅舎の建替えが23日発表されました。大正2年9月24日に湊新地駅として開業し、現駅名の南島原には昭和35年11月5日に改称されました。
 今回の建替えは長崎県が整備する臨港道路(津町~湊新地町)が駅構内を通るため。この道路整備予定地にかかっている乗務区事務所、排水処理施設、揚水施設は移転せざるを得なくなりました。乗務区事務所を除く施設は空き用地に移転させますが、乗務区事務所は用地の確保が困難で駅舎内に移転することになりました。
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▲島原鉄道プレスリリースより
 島原鉄道によると駅舎の歴史的価値などから改修を検討したそうですが、老朽化とシロアリの被害が激しく建替えより費用がかかるということで、建替えるしかないという判断に至りました。現在の駅舎は11月頃から解体工事に入り来年3月頃に完成予定です。(西日本新聞 6月24日/島原鉄道プレスリリース 6月24日)

【第三セクター各社決算を発表】
 26日第三セクター各社が決算を発表しました。長良川鉄道は1億9400万円の赤字決算。イベント列車「こたつ列車」が人気だったものの、沿線高校の入学者の減少などで定期券収入が落ち込みました。
 北近畿タンゴ鉄道は新しい観光列車「あかまつ」「あおまつ」を導入したものの、輸送人員は前年度比0.4%減の186万人にとどまり、経常損失は8億9350万円の赤字で過去最悪となりました。最終的には沿線自治体からの補助金で4689万円の黒字決算となりましたが、依然として厳しい状況です。
 南阿蘇鉄道はトロッコ列車やイベント列車が好調でしたが、定期利用者の減少が続いていて最終的には891万9千円の赤字となりました。年間の輸送人員は24万1千人でそのうち14万2千人が定期以外の利用者。
 人気のトロッコ列車の利用者数は5万1500人で前年比6千人増、豪雨前の2011年度と比べても2千人増と好調に推移しています。 (CHUNICHI Web 6月27日/YOMIURI ONLINE 6月27日/朝日新聞DIGITAL 6月27日)

【改良型マルタイ導入 東海道新幹線へ】
 線路のゆがみ補正やバラストの固め作業などを行うマルチプルタイタンパー(通称マルタイ)の改良型を、JR東海が東海道新幹線用に導入することになりました。現在も10両が活躍していますが、平成27年度から4年かけて全数を順次交換していく予定です。
 東海道新幹線には地震対策として脱線防止ガードを取り付けていて、マルタイによるバラストを固める作業前に脱線防止ガードを転換する必要がありました。今回の改良型マルタイにより、ガードを転換すること無く固め作業を行えるようになります。また、万が一マルタイが脱線した場合でも早期に復旧できるよう、脱線復旧用固定ジャッキが装備されます。これらの改良により保線作業の安定性の向上、効率化が図られます。(JR東海プレスリリース 6月26日)

【スカイツリー近くにいすみ鉄道アンテナショップ「元祖ローカル線本舗」オープン】
 いすみ鉄道の4店舗目の売店が押上に完成、28日「元祖ローカル線本舗」としてオープンしました。この「元祖ローカル線本舗」はいすみ鉄道だけではなく、銚子電鉄、小湊鐵道の他、三陸鉄道、由利高原鉄道、秋田内陸縦貫鉄道、ひたちなか海浜鉄道、若桜鉄道、一畑電鉄、熊本電鉄、くま川鉄道、肥薩おれんじ鉄道など各社のグッズが一堂にそろうお土産専門店となっています。常設のお店で、日本全国のローカル線グッズが購入できるのは日本初。スカイツリー周辺へ行くときはぜひ立ち寄ってみたいお店です。

住所:墨田区業平1丁目12-3(浅草通り沿い)
営業時間:10:00~18:00(年中無休)
(いすみ鉄道社長ブログ 6月27、29日エントリー)

2014年06月30日   鉄道ニュースまとめ

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