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北海道非典型的駅舎群

 今日も会員の褌でブログを書かせていただきます。このところ「特急ビヤダル」さんが北海道の駅舎写真を精力的にアップされています。北海道をまるで一筆書きのように巡っています。

 余談ですが、今日のタイトルは漢字だけですね。私の好みなのか、タイトルや小見出しに漢字を多く使う傾向があります。「日本鉄道旅行地図帳」も漢字ばかりでしたし、先日ようやく校了した今月刊の本は「東海道新幹線開業50周年記念世界最速車窓案内」というタイトルで、「50」以外は全部漢字になっています。
 これまで駅舎を紹介する際には「似た者駅舎」として、似ている駅舎を取り出して紹介してきました。このところ「特急ビヤダル」さんの駅舎写真を見てきて、やはり駅舎はある型にはまったものが多いことが確認できました。では型からはずれている駅舎を探してみようと思いました。
 まずどうということはない駅舎ですが、入口付近がかなり変わった印象の根室本線新富士です。ちょっと高そうな鰻屋か寿司屋の玄関みたいですね。実際にははめ殺しのガラスですね。「新富士」の看板がなければ駅だと気づかないかも知れません。
 新富士から根室方面に行くと上尾幌があります。これが木造であれば「典型組」かもしれませんが、入口付近だけモルタル造りになっていて、くたびれた感じが強調されているようでもあります。
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 日本でも最も早く開業した路線である幌内線の唐松と弥生。どちらも開業時にはなかった駅です。唐松の形は函館本線小沢などもこの形で、北海道にはいくつか存在したデザインです。弥生は仮乗降場出身としては、巨大駅舎です。理由はわかりませんが、倉庫の機能もあったのではと思わせる大きさです。
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 大柄と言えば、夕張線(現石勝線)清水沢や胆振線京極も大柄です。清水沢は昭和47年に下車したことがあますが、駅舎の印象はまったくありません。大夕張鉄道の9600形に気を取られていました。私が訪れた時点でも全盛期を過ぎていますから、この大きな駅舎が果たしていた役割を想像することはできなかったかもしれません。
 胆振線に乗車しなかったことは、今でも悔やまれます。何度かチャンスがあったにもかかわらず、乗らずじまいになってしまいました。それにしてもこの京極の駅舎は巨大ですね。何かを収容していたのでしょうか。
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 釧網本線浜小清水には降りたことがあります。写真を見て「こんなに小さかったかな」と思いました。この駅からユースホステルに予約の電話を入れた記憶があります。しかも列車の中で知り合った2人の大人の分まで。
 流氷を撮影に行って、浜辺に買って貰ったばかりの望遠レンズを忘れるという失態もありました。それで旅程も狂いました。現在浜小清水駅舎は道の駅に同居しているそうです。 20140815_07.jpg
「特急ビヤダル」さん、写真お借りしました。

編集部 田中比呂之(ひろし)

2014年08月15日   北海道   タグ : 駅舎

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