21日は大阪市営地下鉄の中央線で活躍していた、20系(2601F)が定期列車の運用から離脱。23日には横浜線から205系が引退しました。ともに記念ヘッドマークを取り付け(中央線はステッカー)て運転されました。
【海外事業をさらに加速? 日立製作所がイタリアの企業買収検討】
海外事業を強化している日立製作所が、イタリア企業フィンメッカニカの車両(アンサルドブレーダ社)と信号事業(アンサルドSTS社)の買収を検討していることがわかりました。入札期限は月内で、日立製作所の他にボンバルディアなどが入札を検討しています。
鉄道車両を製造しているアンサルドブレーダ社は、イタリア国鉄ETR500などを製作しています。
日立製作所はイギリスの高速鉄道事業であるインターシティ・エクスプレス・プログラムを受注するなど、海外事業を加速させています。(msn産経ニュース 8月17日)
【羽田空港アクセス新線の構想発表】
19日、開かれた交通政策審議会でJR東日本が「羽田空港アクセス線構想」を発表しました。発着駅を東京、新宿、新木場で想定。所要時間は東京からが約18分、新宿から約23分、新木場から約20分と現在の所要時間の半分弱に短縮されます。羽田空港新駅は国内線ターミナルに地下駅で設置、開業は2020年代半ばを想定しています。東京オリンピックには間に合いませんが、羽田空港手前に仮駅を設置することで暫定開業させることも検討しています。
総事業費は3200億円を想定。計画は国内線ターミナルを終点にしていますが、国際線ターミナルに延伸すると+800億円の事業費増を見込んでいます。(msn産経ニュース/日本経済新聞 8月19日)
羽田空港アクセス線ではりんかい線を活用しますが、JR東日本がりんかい線の大株主である都から同線を買収する方向で調整していることがわかりました。JR東日本は、期限を設けずに交渉を進めていくとしています。(TOKYO MX NEWS 8月22日)
【アプリコンテスト開催 東京メトロ】
東京メトロが設立10周年を記念し、提供されるオープンデータを活用したアプリコンテストを開催することになりました。提供されるオープンデータは、すでに公式サイトで公開されている列車時刻表、駅別乗降人員、バリアフリー等の情報に加えて、東京メトロ全線の列車位置、遅延時間等に係る情報(方向、列車番号、列車種別、始発駅・行先駅、車両の所属会社、在線位置(ホーム、駅間の2区分)、遅延時間)が新たにオープンデータ化されます。
募集は9月12日〜11月17日まで。グランプリは賞金100万円と記念品が贈呈されます。(INTERNET Watch 8月19日)
【北海道新幹線開業後もブルトレ存続を要望】
北海道新幹線開業すると廃止される公算が高い「北斗星」「カシオペア」ですが、新幹線開業後も存続するよう国土交通省とJR東日本に北海道、青森、岩手県が申し入れました。新幹線が開業すると共用部分である青函トンネルは架線電圧がかわるなど、現在使用している機関車が通行できなくなります。
今回の申し入れに至ったのは、東北新幹線の並行在来線だった東北本線を第三セクターに移管し運行しているIGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道への影響が懸念されるためです。「北斗星」と「カシオペア」は2つの第三セクターを通過しますが、その際各社に通行料を支払っています。この通行料が両社の旅客収入の2割を占めており、廃止されるとこの収入がなくなり経営が厳しくなる可能性があるためです。(msn産経ニュース/日本経済新聞 8月19日)
【信楽高原鐵道11月29日に全線復旧】
昨年9月の台風18号の影響で、橋桁などが流失し大きな被害が出た信楽高原鐵道が11月29日に全線で運転を再開することになりました。順調に工事が進んでいることから、当初12月予定だった復旧を前倒ししました。
復旧の総事業費は5億9千万円、国などの補助を受け甲賀市の実質負担額は4千万円程度になる見通しです。(msn産経ニュースwest 8月21日)
【山口線全線で運行再開 SLは重連で運転】
昨年7月の集中豪雨で不通となっていた山口線地福〜津和野間が、23日運転を再開しました。1年で復旧したことになります。
山口線で運行している「SLやまぐち号」も、通常の新山口〜津和野で運転を再開。当日の「SLやまぐち号」は記念ヘッドマークを取り付けたC57-1とC56-160による重連で運転されました。(YOMIURI ONLINE 8月23日)