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「乗りつぶしノート」第3列車は本日発売です!

20150216_01.jpg「乗りつぶしノート」第3列車は本日発売です。明日は鉄道誌の発売日ですので、書店へお越しの際にまずお手にとってご覧ください。
 過去から現在まで(一部は工事線として未来まで)の路線と駅が、同一地図上にトレースされた日本で唯一の地図帳です。乗りつぶし、廃線跡歩き、駅乗降、駅スタンプ収集などなど、使い方は自由です。
 鉄道趣味のまとめや整理に最適な「乗りつぶしノート」第3列車を是非ご活用ください。

 「第3列車」は来月開業する北陸新幹線もしっかり入っています。昨日も触れましたが北陸新幹線金沢開業で、大阪方面から金沢以東へは金沢乗り換えになるなど不便になります。その代わり東京方面からはいろいろと便利になりますね。
 北陸新幹線に黒部宇奈月温泉駅ができると知ったとき、黒部峡谷鉄道も東京から日帰りも可能かもしれないと思いました。関西方面にお住まいの方々には、とてもなじみ深い観光名所の黒部峡谷。春から秋までトロッコ列車を楽しむ人々が絶えません。かつては急行「立山」から単編成が富山で切り離され、富山地鉄に乗り入れて宇奈月まで観光客を運んでました。のちの特急「雷鳥」にも引き継がれましたね。
『時刻表』2月号に掲載されている3月14日からの北陸新幹線の時刻を見てみますと、東京発6時28分の「はくたか」に乗車すると、黒部宇奈月温泉に9時1分に着きます。帰路は例えば黒部宇奈月温泉発18時43分に乗ることにします。そうすると富山地鉄経由黒部峡谷鉄道欅平へは余裕をもって往復できますね。
 渓谷美を楽しみ、温泉に入り、おいしいご飯も食べて、ゆっくりのんびり黒部峡谷を満喫できるのです。なんなら宇奈月温泉で泊まる。これなら翌日黒部アルペンルートを楽しむこともできます。
 昨日紹介した金沢までの時間短縮よりも、黒部峡谷を東京から日帰り、の方がある意味衝撃でした。あの山奥まで日帰りできるとは。
 この手の時間短縮の恩恵はあちこちにあるのではないかと思います。こうしてみると北陸が関西圏から東京圏に移行する、歴史的転換点だということがはっきりわかります。

編集部 田中比呂之(ひろし)

2015年02月20日   本の話

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