ホーム > Web日本鉄道旅行地図帳 BLOG 悠悠自鉄 > 東海 > 休日の駅旅 静岡鉄道
休日の駅旅 静岡鉄道

 『百駅停車』を編集してから、駅をめぐる旅に嵌まっています。著者の杉﨑行恭さんに誘われて、この週末、静岡鉄道の駅をめぐってきました。清水と静岡の市街地を結ぶ鉄道だけあって、杉﨑さんお好みの狭小駅が連なっていました。この鉄道はもともと静岡茶を運ぶために建設されたそうですが、今は沿線の足として日中6分間隔で電車が走っています。

 横浜から東海道線普通で下り、二宮で杉﨑さんと合流。熱海で乗り換え、まず三島で下車。改築された三島駅駅舎を撮影。駅舎の目の前に大きな木が茂っていて、駅舎がほとんど見えませんが、山頂あたりが突き出している富士山を背景に撮影。駅前の横断歩道は、歩行者信号が青に変わるたびに「あたまを雲の上に出し...」のメロディが流れます。
 三島から吉原に移動。岳南鉄道の吉原本町に寄ります。片面ホームの古めかしい駅。小私鉄の主要駅然としています。yoshiwara-honmachi.JPG改札上のスピーカーにはパイオニアの音楽スピーカーが置かれていました。残念ながら音声を聞くことはできませんでした。jelly.JPG
 ここで早くも小休止。駅前のアーケードを5分ほど歩いて、フルーツ生ゼリーを食べました。行列ができるお店だそうです。
 吉原に戻り、富士行きの電車で富士へ。待ち時間に、駅スタンプを探しに行きました。6月の「一日一押し」用富士山の絵柄スタンプです。駅員に聞くと駅スタンプは置いてないと言われがっかり。子供の様にがっかりしてしまった自分に内心驚きました。
 211系電車で清水に移動。久しぶりの清水。海側に広がっていた側線は、再開発でなくなり、駅舎も立派なビルに変わっていました。ここで富士山の絵柄が入ったスタンプを手に入れました。
 ほとんど人通りのない長いアーケードを歩いて静岡鉄道新清水へ。途中、昼食とソフトクリーム。このソフトクリーム屋さんは地元で有名らしく、隣の生ジュース屋さんとともに、ひっきりなしにお客さんが来ていました。杉﨑さんは生ジュースを飲んだ後、アイスクリームを食べていました。
 新静岡から一駅目の入江岡で下車。写真をご覧ください。おそらく日本最小の「橋上駅舎」でしょう。irieoka.JPG杉﨑さんから何度も話を聞いていましたが、なるほど、かなり変わった駅です。狭い場所でいかに駅を確保するかという見本のような駅でした。
 隣の桜橋までは徒歩。比較的大きな敷地の家が建つ住宅地を歩きました。桜橋も入江岡と同じような立地ですが、崖側に駅舎を確保しています。島式ホームだったのを、崖側にホームを増設して、上下のホームを分離していました。sakurabashi.JPG
 この駅を東海道本線側から撮影。JR東海の電車や貨物が高速で通過していきます。静岡鉄道の電車は6分ごとに上下2本の電車が桜橋に停車します。この付近に住んだらかなり楽しいかも、などと思いながらファインダーを覗いていました。
 御門台は『百駅停車』で取り上げた駅です。狭小駅は見慣れてしまったのですが、この駅には駅舎の出入口に「踏切」があります。これはかなり珍しい。静岡寄りの春日町にもこの手の踏切があります。mikadodai.JPG
 こうして駅をつぶさに見て歩くと、静岡鉄道が「工夫の宝庫」だということがわかってきます。こういうことは「乗りつぶし」では見えてこない鉄道の姿ですね。巨大な駅ビルの下に入ってしまった新静岡駅は、そういう意味では静岡鉄道らしくない駅でした。
shimizu-stamp.jpegshin-shimizu.JPG

2013年06月03日   東海   タグ : スイーツ, 静岡鉄道

PAGE TOP