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山田線鵜住居駅についての訂正

  山田線には 鵜住居という一風変わった名の駅があります。昔ここに鵜住居氏という一族が住んでいたことから、名づけられた駅名だそうです。大槌湾に近く、東日本大震災ではたいへんな被害に遭っています。大震災から半年後に、鉄道の震災被害を地図と写真で編集した 日本鉄道旅行地図帳「東日本大震災の記録」を刊行しました。取材の際に撮影した写真は、このWeb日本鉄道旅行地図帳にも順次アップしていきます。すでに山田線宮古~大槌間の写真はアップしました。

  大槌の次の駅、 鵜住居駅の写真をアップするための準備をしていたところ、前述の「東日本大震災の記録」の中に間違いを見つけました。32ページに山田線の駅名一覧があり、各駅の被害状況を簡潔に記した欄があります。鵜住居のその欄を見ると「駅舎消失」と記しています。これが間違いでした。

 震災時には、駅舎はすでになく、駅前広場から入口を通って地下道に入れるようになっていました。写真は震災後の取材で撮影したものですが、この状況でしたので、駅舎が消失したものと何の疑問もなく思い込んでいました。
unosimai.JPG▲駅正面から撮影。青い屋根の下をくぐって、ホーム下の通路へ入る構造で、駅舎はなかった
unosumai2.JPG▲駅前を横から見る。中央の青い屋根が入口

  鵜住居駅の被害の様子は近日中にアップする予定です。また 鵜住居駅ページにある駅舎の写真は、震災前にすでに撤去された駅舎です。

 編集部 田中比呂之(ひろし)

2013年06月27日   東北   タグ : 山田線

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