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「ななつ星in九州」専用バスの素敵な色

 JR九州の豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」が、今年10月15日に運行開始されます。日本の鉄道史上でももっとも豪華な列車が走り出すのに合わせて、「日本鉄道旅行地図帳」九州・沖縄を4年ぶりに大改訂します。「ななつ星in九州」の紹介のほか企画記事を全面的に刷新、地図も新幹線の開業、新駅・改称のほか、市町村名の改名などに対応しています。発売は10月10日(予定)です。

「ななつ星」の情報は少しずつ明らかにされています。一昨日のJR九州のリリースでは、阿蘇駅のレストランが紹介されました。阿蘇駅のホーム上にレストランができるんですね。「庭付きの本格的レストラン」だそうです。
 行程表を見ると、阿蘇駅に一行が到着するのは、4日目の朝ですね。鹿児島から肥薩線経由で豊肥本線阿蘇に到着します。余計なことを言えば、肥薩線の大畑ループの通過は夜、豊肥本線の立野のスイッチバックも早朝で、鉄道的見どころは、夢の中で通過ということになりますね。
aso.jpg▲JR九州プレスリリースより EIJI MITOOKA + DON DESIGN ASSOCIATES
 阿蘇に朝6時頃到着。ホームに降りると外輪山を背景にしたガラス張りのレストランに、地元の食材を使用した料理が待っている。早朝の阿蘇の空気につつまれて、焼きたてのパンとコーヒー、獲れたての野菜。堪りませんね。宝くじが当たらない限り、「ななつ星」に乗る機会はないと思いますが、一般の客もこのレストランを利用できるそうですから、是非行ってみたいと思います。
 もうひとつ注目情報があります。同じ日のリリースで、専用バスが完成したことも発表されています。この専用貸切バスは、列車から降りて、観光地に足を伸ばすときに使用されるようです。車内に木がふんだんに使われていることにはもう驚きませんが、トイレの豪華さには目を剥きます。
ex.jpg▲JR九州プレスリリースより
 そして車体。私はバスファンではないので、車種などはわかりませんが、注目はこの色です。鉄道ファンなら察しがつくと思いますが、JR東日本のE655系「なごみ」と同じ色じゃないですか。やはり高級感を演出する色は、これですね。高級にして、高貴。とても素敵な色だと思います。
DSC_5937.jpg
 現在、黒いラッピングを施した姿で試運転を続けている「ななつ星」編成、「脱皮」した姿には、この高級にして高貴なマジョーラの輝きを期待したいと思います。

編集部 田中比呂之

2013年08月22日   九州・沖縄   タグ : ななつ星

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