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当Webの常磐線沿線が開通します

 首都圏のJRは、東京駅を中心に幹線が放射状に伸びています。西側から東海道本線、中央本線、東北本線、常磐線、総武本線です。その昔、輸送力増強で「5方面作戦」などという言葉があったことを思い出します。大宮からの高崎線も含まれていたはずです。

 さて今6つの線名を挙げましたが、幹線にもかかわらず常磐線と高崎線だけは「本線」ではありません。子供の頃から不思議に思っていました。高崎線は「信越本線」の方が良いのではないかとも思いました。この事情を知ったのは、50歳を過ぎてからです。この事情には日本鉄道の存在が絡んでいます。もともと現在の東北本線、常磐線、高崎線は日本鉄道が開業させた路線です。
 日本鉄道では、東北本線を本線、常磐線を海岸線(その前は土浦線)、高崎線は高崎線と呼称していました。簡単に言ってしまえば、本線はのちの東北本線だけで、残りは支線ということですね。それが国有化されても継承され、戦後国鉄、JRと引き継がれて今日に至っているということですね。
 前置きが長くなりましたが、当Webの常磐線沿線が開業します。なぜ「当Web」などとわざわざ書くのかといいますと、現実の常磐線が全通していない状況で、「常磐線開通」という言葉が抜き出されて誤解されないためです。
 常磐線沿線にも訪れてみたい路線がたくさんあります。歩いてみたい廃線もあります。筑波鉄道の廃線跡には1度挑戦したことがあります。全線40.1km、この距離は今まで歩いたことはありませんでしたが(これまでの最長距離は大分交通耶馬溪線の36kmです)、何とか明るいうちに歩ききれるのではないかと思って歩き始めました。岩瀬から歩き始めて、27kmの常陸小田駅跡で日が暮れて、断念しました。そんな思い出があります。廃線であれば、土浦から出ていた城南電気鉄道や水戸から南下していた水戸電気鉄道など機会があれば歩いてみたいと思っています。
j-1.JPGj-2.JPG▲常磐線友部駅の北口(左)と南口(右) 北口は南口よりやや小さいがデザインは同じ。こういう駅舎は珍しい。
 また東日本大震災で大きな被害があった鹿島臨海鉄道鹿島臨港線の様子などもお伝えしていきます。東北の方に目が行きがちでしたが、鹿島臨港線やその周辺の被害を実見して戦慄を覚えたのは記憶に新しいところです。当編集部の東日本大震災の取材は、実は鹿島から始めました。
 常磐線沿線開通の中には筑波山ケーブルが含まれています。現役のケーブルカーは、初登場です。北海道からここまで現役のケーブルカーはないことにさきほど気づきました。
j-3.JPGj-4.JPG▲(左)筑波山山上駅の標高(右)筑波山山上駅のホーム
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編集部 田中比呂之(ひろし)

2013年10月03日   関東

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