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根室本線稲士別駅の写真映り

 写真映りを気にする人は多いと思います。鏡に映る普段の自分と写真に写った自分はかなり違うと思っている人も多いと思います。写真に映った自分の姿が、他人から見えている自分だとしたら嫌だなと思っている人もやはり多いのではないかと思います。

 逆に写真映りのよい人もいます。本人は認識しているかどうかはともかく、写真と本人の乖離に驚くことも一再ではないでしょう。レンタルビデオ店でじっくり確かめたはずなのに、いざ観てみると「なんだよ」という経験は、男性の多くが経験していると思います。
 本題に入ります。Web内の路線や駅ページをときどきパトロールしています。見逃した写真やコレクションがあるかもしれないので、それを確かめる目的もありますが、Web上で駅をひと駅ずつ巡っていくのも楽しいひとときでもあるのです。写真やコレクションもかなり集まってきましたので、それらをひとつひとつ眺めて楽しみます。
 昨日根室本線をパトロールしていると、稲士別駅の写真に「?」という疑問が湧きました。現在稲士別駅にはメイン画像に編集部で撮影した写真があり、「さとたか」さんの投稿写真が1枚あります。この2枚の写真があまりにも違うので、編集部撮影の写真が別の駅ではないかと思ったのです。「さとたか」さんの写真には駅名標が写っているので間違いはありません。
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▲(左)撮影:さとたかさん
 画面右にホームがあるので、同じ方向から撮影していることははっきりしています。編集部の写真は平成24年10月の撮影、「さとたか」さんの写真は平成25年7月の撮影です。編集部の写真には、空がなく画面奥は木に覆われた山があり、踏切も見えます。ホームの向こう側には木が何本かあるように見えます。
 一方「さとたか」さんの写真には空があり、踏切は見えません。ホームの向こうにも木はありませんね。撮影したスタッフに聞いてみると、間違いないと続きの写真を出してきました。確かに「稲士別」の標識が写っています。 20140115_03.jpg 20140115_04.jpg
 この写真は通過する列車の先頭から望遠レンズ(300mm)で撮影したものです。後ろの山を引きつけているので、まったく印象の違う写真になったのでしょうか。これほど違って見える写真も珍しいかも知れません。パトロールをするとこういうこともあるということですね。
 因みに私が稲士別駅を知ったのは、10年ぐらい前に滝川から釧路までの長距離鈍行に乗った時でした。今はこの列車も有名になってしまいましたが、当時通過駅が2つあって、そのひとつがこの稲士別でした。もうひとつは羽帯です。今は両駅にも停車するようですね。

編集部 田中比呂之(ひろし)

2014年01月15日   北海道   タグ : 根室本線

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