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0キロポストの面白さ 続

 昨日西武新宿線高田馬場駅の0キロポストに触れ、近日中に確認すると書きましたが、意外に早くその機会がやってきました。

 今日午前中に西武新宿線沿線に取材があり、高田馬場から乗車しました。電車を待つ間、0キロポストを探すと、すぐに見つかりました。本川越方面ホームの下落合寄りに「建植」(キロポストにはこういう単語を使うんですね)されていました。「日光牛車鉄道」さんの撮ったものと同じではないようです。場所が同じかどうかわかりません。勾配標とセットにはなっています。この2枚の写真には20年の歳月が流れています。
20140117_01.jpg 20140117_02.jpg ▲(左)投稿:日光牛車鉄道さん
「鉄道ピクトリアル」臨時増刊NO716「特集西武鉄道」を恐る恐る開いてみました。P128に「西武鉄道 沿線観察」と題する記事があり、小松丘という人が0キロポストについて詳しく書かれています。「0キロポストの位置と距離標の増加・減少方向」なる路線図風の図まであります。やはり目眩がしました。同じ記事の後半は「信号機の番号について」です。「信号機一覧」という表付き。鉄道趣味は奥が深い。
 小松さんの記事は実に詳しく書かれています。西武鉄道の路線図を把握していないとついていくのがたいへんです。これを読むと西武鉄道には0キロポストがない路線がいくつもあることがわかります。また萩山には三方向からのキロポストが存在するそうです。山口線西武有楽町線には「-」ポストもあるようで、調査を始めると泥沼のような楽しさとも言えるかも知れません。拝島線小川の0キロポストからは、上下方向にキロ数字が増加してくなど、想像もつかないことです。
 さて帰りは西武新宿まで乗りました。高田馬場からは運転席の後ろに立ってキロポストを探してみました。山手線の向こうに西戸山公園が見えるあたりに「2分の1」、新大久保駅横付近に「1」がありました。残念ながら写真はありません。かなり病が進んで来ています。
20140117_03.JPG 20140117_04.JPG
 西武新宿駅で探してみると、1番線の車止め付近に「2K」が、まるで停車位置目標のように建植されていました。高田馬場西武新宿間はちょうど2キロですが、これは停車場中心なのでしょうか? 突き詰めていくとわからないことばかりです。
 ホームの側面に保線用でしょうか、「-2k003」という表記を見つけました。ここでは「-」を使用しています。今日は別の取材に行ったついでに、いろいろ発見をして帰ってきました。

編集部 田中比呂之(ひろし)

2014年01月17日  

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