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鉄道ニュースまとめ(6月1日~6月7日)

 平成14年10月に廃止された京福電鉄永平寺線の廃線跡が、遊歩道「永平寺参ろーど」として整備されました。今回整備されたのはえちぜん鉄道永平寺口(旧東古市)から京福電鉄永平寺線の永平寺までの約6km。途中の諏訪間、市野々の各駅跡には休憩スペースが設けられています。(YOMIURI ONLINE 6月6日)

【お菓子の箱が切符にも キットカット切符カット発売】
20140609_01.jpg ラッピング車両「キット、ずっと」号などで三陸鉄道を応援しているネスレ日本から、キットカット史上初の切符になる「切符カット」が発売されます。108円の「切符カット」外箱を190円分の切符として三陸鉄道全区間で、今年6月16日から来年5月31日まで使用できます。三陸鉄道では190円区間が少ないため、それ以上の金額区間の場合は差額を現金で払うこともできます(差額の返金はありません)。
▲ネスレ日本プレスリリースより
20140609_02.jpg ▲北リアス線全線復旧初日103Dに充当された「キット、ずっと3号」
 撮影:編集部 2014.4.6 島越

 「切符カット」は6月16日から全国の鉄道系コンビニエンスストア、東北地域のスーパー、コンビニ、また現在東京タワー3階にて開催されている「キット、すっとミュージアムカフェ」(6月22日まで開催)の物販コーナーで発売されます。
 お菓子の箱が切符になるのは日本初ではないでしょうか。(三陸鉄道/ネスレ日本プレスリリース、レスポンス 6月2日)

【品川〜田町に新駅を設置へ】
20140609_03.png  現在進められている田町車両センターの周辺の再開発事業ですが、それにあわせて品川~田町間に新駅を設置されることが発表されました。場所は田町から1.3km、品川から0.9kmの位置。ホームは線路別の2面4線で、京浜東北線と山手線のホームが新設されます。すでに車両センターの移設は完了しており今後、京浜東北線や山手線、東海道本線上り線を東側に移設。平成32年の東京オリンピック・パラリンピック開催に合わせた暫定開業を目指します。20140605_01.png ▲JR東日本プレスリリースより(2点とも)
 この移設により13ヘクタールの用地が創出され、新駅を含めた大規模開発用地になります。(JR東日本プレスリリース 6月3日)
【関連記事】品川新駅と東京機関区(悠悠自鉄より )

【JR西日本に続きJR東日本もデザイン発表 クルーズトレイン】
20140609_04.png JR九州「ななつ星 in 九州」から始まったクルーズトレインブーム。JR西日本に続きJR東日本もデザインを発表しました。デザインプロデュースはE6系やE7系、E353系などのデザインを手がけている、KEN OKUYAMA DESIGN代表の奥山清行氏が担当しています。
20140609_05.png  列車は10両編成で、先頭車に展望エリア付き動力車(2両)、デラックススイートは1両に2部屋で1両(2室)、スイート車両は1両に3部屋で5両(15室)、ラウンジ車両、ダイニング車両は各1両で構成されています。
20140609_06.png 20140609_07.png ▲(左)ラウンジカー(右)ダイニングカー
 JR西日本のクルーズトレインには1両に1部屋のスイートルームが用意されていましたが、JR東日本のクルーズトレインにもデラックススイートが用意されています。JR西日本同様バスタブが用意されていますが、こちらは1両に2部屋。フラットタイプとメゾネットタイプが1つずつ用意されているのが特徴です。
20140609_08.png ▲メゾネットタイプのデラックススイート
 今回の発表では詳細なルートなどは発表されませんでしたが、電化、非電化問わず走行できるEDC方式を採用することがすでに発表済みですので、東日本エリア様々な観光地を巡るルートが想定されます。
20140609_09.png 運行開始は3年後、平成29年春を予定しています。(JR東日本プレスリリース 6月3日)
イラスト:JR東日本プレスリリースより

【台湾のC57が復活! CT273が整備を完了し試運転】
 台湾で保存されていたCT273が動態復元され、このたび整備が完了し4日本線試運転が行われました。縦貫線北湖駅近くにある台鉄富岡基地で整備されたCT273は、この日北湖から台中線彰化まで120kmあまりの距離を走行。途中駅に停車しながら整備、確認作業を行いました。
 CT273は昭和18年川崎車両(現川崎重工)で落成した台湾総督府鉄道向けC57-3で、日本で走っていたC57の2次形に相当する機関車です。戦後台湾鉄路管理局が引き継ぎCT270形3号機に改番されました。
 6月9日の鉄路節(鉄道記念日)に彰化で開催される鉄道イベントでお披露目されます。(朝日新聞DIGITAL 6月5日/片倉ドットネット)

 台湾のCT273が試運転した翌日、日本ではC57-1が全般検査明けの試運転が北陸本線米原~木之本間で行われました。通常の全般検査では不具合があった箇所の整備などにとどまりますが、今回の全般検査では主台枠やシリンダなどが新製されています。かなり大掛かりの全般検査で、昨年9月に開始以来9ヶ月もの時間を要しました。(railf.jp 6月6日)

2014年06月09日   鉄道ニュースまとめ

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