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鉄道ニュースまとめ(7月27日〜8月2日)

 今夏も数多くの臨時列車が運転されています。3月で定期運転を終了した寝台特急「あけぼの」も臨時列車としてお盆まで運転。撮り鉄の皆様、寝不足と撮影地に悩む日々が続きますね。

【島越駅新駅舎完成 プレオープン】
 今年4月6日に全線で復旧した三陸鉄道北リアス線。大きな被害を受けた島越駅は全線復旧時駅舎がまだ完成しておらず、工事が続けられていました。
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▲完成した島越駅舎 投稿:df200-7atさん
 そして今月27日、駅舎が完成し駅窓口業務、観光センターの物販コーナーなどの営業が開始されました。当日プレオープンのために式典などは行われませんでしたが、地元の住民20人あまりがホームなどから列車を見送りました。今後駅前広場や周辺施設の整備が進められ、平成27年正式オープンの予定です。(三陸鉄道公式ホームページ/岩手日報WebNews 7月28日)

【初の現地調査 山田線運休区間を国交省、県、JR、三鉄】
 山田線の運休区間宮古〜釜石間を三陸鉄道に移管するというJR側からの提案を受け、同区間の現地調査を国土交通省、岩手県、JR東日本、三陸鉄道が共同で28日に実施しました。この日の調査でJR側は以前に提案した支援策に加えて、被災していない区間の修繕費用の負担をする考えを明らかにしています。今年の2月にJRが示した提案はJRが被災箇所を復旧した後、三陸鉄道に運営を移管。10年分の赤字補填として5億円の支援も含まれています。
 今月7日に県と沿線自治体が協議を行い意見を集約、JR側の提案を受け入れる方向で合意することが濃厚ですが、沿線自治体は10年分5億円の赤字補填額の拡充を要求しており、調整が続けられる見通しです。
 もしJR側の提案を正式に受け入れることになれば、山田線の被災区間の復旧は一歩前進することになります。(日本経済新聞 7月28日/河北新報 8月3日)

【仙石線全線で運転再開へ】
 東日本大震災で大きな被害を受けた仙石線ですが、2015年6月までに残る運休区間高城町〜陸前小野間を再開すると発表しました。特に大きな被害を受けた陸前大塚―東名--野蒜―陸前小野に関しては、内陸へルート変更を行っています。震災前は陸前小野を仙台方面に進むと鳴瀬川と吉田川を渡って、海側にカーブをし野蒜駅方面に向かっていました。野蒜地区の高台移転に伴い、カーブしないでそのまま直進するコースに変更されます。
 仙石線の全線開通に伴い、東北本線との連絡線も同時に運転を開始。「仙石東北ライン」と命名し、仙台〜石巻間の直通列車の運転などが計画されています。(JR東日本仙台支社プレスリリース 7月30日)

【筑肥線に新型車両305系導入】
 筑肥線に新型通勤車両305系を導入されることが31日発表されました。305系は現在同線で活躍している103系1500番代を順次置き換えて行く予定。デザインはJR九州の車両デザインでおなじみの水戸岡鋭治氏が担当。1号車の床材に木のフロリーングを用いるなど、通勤車両では珍しいインテリアデザインを採用しています。
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▲JR九州プレスリリースより
 EIJI MITOOKA + DON DESIGN ASSOCIATES

 6両編成を6本、合計36両を2015年2月から3月にかけて順次投入する予定です。(JR九州プレスリリース 7月31日)

【北陸新幹線 East_iが試験走行】
 黒部宇奈月温泉まで試験を行っていた北陸新幹線ですが、8月1日JR東日本の試験車両「East_i」が金沢まで入線し各種試験を行いました。すでに試験済みの黒部宇奈月温泉までは110km/hで走行し、そこから先は30km/hまでスピードを下げて金沢まで走行しました。5日からは営業車両であるW7系を用いた試験を実施し、9月中旬には営業最高速度260km/hでの試験を予定しています。10月からはJR東日本のE7系での試験も予定されており、開業まで試験を繰り返します。(中日新聞 8月1日)

2014年08月04日   鉄道ニュースまとめ

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