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小山礼賛 新幹線の車窓から

 現在編集中の「新幹線車窓本」の取材では、晴れていても富士は姿を見せてくれませんでした。

 新富士駅のホームからはさぞかし雄大な富士山が見えるのでしょうね。停車中の「こだま」の鼻先と雲に隠れた富士山の写真を撮ってみました。いつか機会があれば、同じ場所に立って日本一の山を撮影したいと思います。
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 さて今日は取材で知った小さな山をいくつか紹介します。皆さんもお気づきの山があるかと思います。名前の確認できていない山もあります。まず静岡県には小ぶりで形のよい山がいくつもありました。本の著者今尾恵介さんに教えてもらった山もあります。
 東京方面から丹那トンネルを越えると左側に東海道本線の築堤が見える場所があります。この築堤はこれまでも何度も見ていました。ときどき電車や貨物列車に遭遇することもあります。この築堤の向こうに写真のような小山が並んでいるのを、これまで見過ごしていました。ちょっと面白い小山の並びですね。沼津アルプスというそうです。
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 静岡を過ぎて安倍川を渡る時、山側に緑色の駿河大橋が見えます。このクラシックな橋に目が行きがちですが、その背景には小山がいくつも重なって見えます。新幹線でここを通過するときは必ず見るようになりました。
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 大井川を渡る手前ではこんな山々も遠望できます。穏やかな稜線ですね。
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 愛知、岐阜を飛ばして滋賀県に入り伊吹山の横に森のような山が見えます。この山は前にも紹介しました。頂上にアンテナような塔が建っています。 20140806_05.JPG
 米原を過ぎて野洲高校のグラウンド横を通過するときに目にするのが、近江富士こと三上山です。平地からもっこりと隆起したような山にはなぜが惹かれます。ご神体の山のように感じるからでしょうか。かつて奈良盆地の南にある大和三山を見たときに感じた感覚に近いものがあります。小山には気持ちを落ち着かせる何かが潜んでいます。
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編集部 田中比呂之(ひろし)

2014年08月06日   東海   タグ : 東海道新幹線

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