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途中駅なのに直通列車がない駅

 一昨日このブログで紹介した「悠悠自鉄」を地で行く知人のメールは、まだ続いています。クイズのようなメールが来て、とりあえず読んでみると、この手のことはついつい引き込まれます。

 お題は「途中駅なのに直通列車がない駅」です。関西本線亀山は3方向に路線があるにもかかわらず、直通列車ないことに気づき触発されたようです。こういう経験は、多くの同好の人々が経験されているのではないかと思います。思い立ったらとにかく時刻表に確かめたい!
 その知人はまず現行でこの条件に合う駅を探し出してきました。以下の9駅です。

①釧路 ②新庄 ③安房鴨川 ④南小谷 ⑤亀山 ⑥加茂 ⑦備後落合 ⑧府中 ⑨人吉

 この9駅にさらに昨日播州赤穂を加えてきました。確かに現在は臨時も含め、直通列車はありませんね。「ななつ星」は除外だそうです。もっとありそうですが、いまこのクイズに参加する時間がありません。
 それでもついつい考えてしまい、時刻表に手が伸びそうになります。かつてはどの駅も直通列車がありましたね。私が実際に通過した駅を挙げると、釧路、新庄、亀山、加茂、播州赤穂です。
 この中では釧路を直通する列車の難易度が高そうですが、急行「ニセコ3号」が根室から函館行きでした。これは上り列車だけがこの区間を走ります。この列車に乗ったことがあります。いや、待てよ、この列車に根室から乗ったものの、釧路で降りたかも知れない。「おおぞら」の食堂車で何かを食べた記憶があります。またも曖昧な過去があることを確認することになってしまいました。
 新庄は「津軽」や「つばさ」(キハ82系の)に乗ってこれは確実に通過しています。亀山は名古屋から新宮経由天王寺行きの鈍行に乗ったことがあり、奈良が電化していない頃の関西本線の鈍行にも乗った覚えがあります。
 つらつら考えていると記憶の断片がいくつも浮かび上がってきますが、どれも鮮明ではありません。それでも鉄道趣味を続けてきたおかげで、鉄道史と自分史が交差するところで、「確実な過去」が確保される部分があります。50代も後半になって、鉄道趣味のありがたみが身にしみています。

編集部 田中比呂之(ひろし)

2014年08月07日   近畿

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