駅の発車メロディには実際の楽曲を使ったものなど、さまざまな曲が採用されています。2007年に亡くなった人気音楽ユニット「ZARD」のボーカル坂井泉水さんの地元、小田急渋沢駅にZARDの楽曲を使った発車メロディ導入を秦野市が目指しています。現在小田急電鉄側と調整を行っており、早ければ今年末にも導入したい考えです。(朝日新聞DIGITAL 8月5日)
【未成線を走るバス 老朽化に伴いルート変更へ】
かつて和歌山線五条と紀勢本線新宮を結ぶために計画された五新線。まずは五条と阪本22kmを結ぶ阪本線として先行開業する計画で昭和11年に着工、太平洋戦争にともない工事が一時中断したものの、五条〜城戸12kmの路盤が昭和24年に完成しました。
しかし、沿線の状況から国鉄が赤字路線になることを危惧したため、沿線自治体に路盤を利用しバスの専用道に転用、国鉄バス路線転換を提示しました(阪本まで完成した段階で再度鉄道に転換する計画だった)。その後阪本までの工事が進められましたが、国鉄の経営が悪化したため工事が凍結されてしまいました。
専用道を走るバスは国鉄分割民営化に伴い運行はJR西日本に移管、翌年平成元年には西日本ジェイアールバスに移管されました。しかし、沿線の過疎化により利用者数は年々減少、平成14年からはJRの撤退に伴い地元の奈良交通が運行を引き継ぎました。
奈良交通が引き継いだあとも利用者の減少は止まらず、現在専用道区間を走行する五條西吉野線は平日5往復、土休日1往復のみの運行になっています。
今回専用道を管理している五條市は、専用道にある衣笠トンネルの状況が悪化していることから専用道を9月30日限りで閉鎖することを決定。同区間を走る五條西吉野線も専用道経由から、国道168号線を走るルートに変更されることになりました。
専用道が閉鎖されることに伴い、奈良交通がボンネットバスで同区間を走破するツアーを開催します。運行日は8月23〜28日の6日間で、1日2便が五條バスセンターから出発。8月10日午後5時現在で23、24日は両便とも満席になっています。予約の状況などは奈良交通のホームページでご確認ください。(レスポンス 8月4日/奈良交通公式ホームページ)
【記念切手も発行 新幹線開業50周年記念切手】
東海道新幹線開業50周年の今年、記念硬貨の発行が予定されるなどお祝いムードが開業日である10月1日向けて徐々に高まってきています。今回、日本郵便が記念切手を発行することが発表されました。1つの切手シート10枚入っており、初代0系から「こまち」用E6系まで15車種のサイドビューが描かれています。
値段は820円(82円切手10枚)で、120万シートが発行される予定になっています。発売日は記念すべき開業日である10月1日(水)で、全国の郵便局や通信販売などで購入することができます。
▲日本郵便プレスリリースより(日本郵便プレスリリース 8月4日)
【LRT導入の流れ横浜にも ルート調査を開始】
全国各地で導入調査が行われているLRTですが、横浜市でも観光客などへの新しい交通手段として検討を開始しました。運行ルートなどは地下の埋設物や、道路の幅などを考慮しつつ検討していきますが、大まかなルートとしては横浜駅やみなとみらい地区、関内、カジノを含む総合リゾート施設の誘致エリアとして有力視されている山下埠頭などを結ぶことが検討されています。
横浜市は来年度以降、渋滞の発生想定実験や建設コストなどの試算を行う予定にしています。(YOMIURI ONLINE 8月5日)
【鷲別機関区廃止へ】
昭和22年、駐泊所から独立し鷲別機関区が誕生しました。JR貨物北海道支社管内のディーゼル機関車はすべて同区の所属で、2月15日現在ではDD51×7両、DF200×48両、DE10×5両(貨物時刻表2014より)が配置されています。
▲在りし日の石油貨物を牽引する鷲別機関区所属のDD51-1047
投稿:df200-7atさん
この伝統ある鷲別機関区が廃止される方針であることがわかりました。廃止された場合、同区所属の機関車は五稜郭機関区に転属することになります。同区に所属する社員40人のうち27人が五稜郭へ、残りの社員は輪西派出所へ移す方向で調整が進められています。
また運転士が所属する室蘭総合鉄道部運転課は規模を小さくして存続されますが、来年度までに37人の社員を30人程度にまで減らす方針です。現在労使間で詰めの交渉を行っており、早ければ今月末にも廃止される予定です。(北海道新聞 Doshin web/室蘭民報WEB NEWS 8月6日)
【今年も運行開始 タマネギ臨時貨物】
運行の存続が危ぶまれていた北見〜旭川を結ぶタマネギ列車が、7日から走り始めました。今年は農作物全般の生育がよく、昨年より12日早い運行開始です。
平成23年、JR貨物側から牽引する機関車の老朽化などを理由にタマネギ列車を廃止する意向が示されましたが、廃止を反対していた地元などが資金面で支援を決めたため、来年4月までの運行が可能になりました。
今月7日から運転された1番列車は11両編成で積載された55個のコンテナにはタマネギやジャガイモなどが積まれました。また牽引機は今回からDD51からDF200に変更されています。
JR貨物によると、タマネギの輸送量は昨季の6万トンよりも若干上回る見込みです。(北海道新聞 Doshin web 8月8日)