【JR西日本もフリーゲージトレイン開発へ】
　北陸新幹線が来年3月金沢まで開業します。その先敦賀までの開業に向けて、鉄道・運輸機構が開発を進めているフリーゲージトレインをベースに北陸新幹線仕様を開発することになりました。まず軌間を変換する試験を開始することになりました。
　試験は敦賀駅構内に実験線を整備、来月から試験を開始します。試験は台車を牽引し軌間変換装置を通過させ、動作確認などを行います。
　各種試験を行い結果は試作車両にフィードバック、平成28年度中に耐寒・耐雪、地震対策、交直流対応などを行った北陸ルート仕様のフリーゲージトレインを完成させる予定です。
　製造する試験車両は6両編成で、新幹線区間は北陸新幹線、在来線は湖西線と北陸本線で走行試験を行う予定になっています。（JR西日本プレスリリース 9月17日）

【新型低床車「COCORO」　10月デビュー】


▲熊本市交通局プレスリリースより
　今月搬入され試運転を行っていた熊本市電0800形「COCORO」。各種試験を完了し、来月3日から営業運転を開始します。デザインは「ななつ星 in 九州」などを担当した水戸岡鋭治氏。車体は熊本城の天守閣壁板をイメージした黒に、金色でハートやロゴを表現しています。水戸岡氏が担当する路面電車は、岡山電気軌道に次いで2例目となります。（msn産経ニュース 9月18日）

【さらば、日本一短い鉄道トンネル　吾妻線ルート変更】
　群馬県渋川と大前を結んでいる吾妻線。八ツ場ダム建設に伴い吾妻線岩島〜長野原草津口間がルート変更され、現在の線は廃止されます。この廃止区間には鉄道トンネルとして日本一短い樽沢トンネル（7.2m）があり、24日の使用停止を前に連日多くのファンが訪れています。
▲撮影：井野直樹氏
　このダム建設に伴い中間駅である川原湯温泉駅は新ルート上に移設されます。この川原湯温泉は水没しますが、樽沢トンネルは水没地区から外れているため水没は免れました。
　吾妻線は24日に現在のルートでの運行を終えて、10月1日から移設された新ルート経由で運行が再開されます。（msn産経ニュース 9月19日）

【キハ25系を追加投入　80周年の高山本線に】
　今年開業80周年を迎える高山本線投入用に、新型気動車キハ25系が落成し19日に報道公開されました。このキハ25系は現在投入されている同形式からさらに改良、N700Aなどに搭載されている台車の振動を検知して異常をすばやく把握する装置や、鹿などと衝突した際に衝撃を緩和する「鹿衝撃緩和装置」も搭載されています。
　まず12月からは高山本線、太多線に投入され来年度には紀勢本線と参宮線に投入されます。現在活躍しているキハ40系は15年度末にすべて引退する予定になっています。（中日新聞 CHUNICHI Web 9月19日）