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「乗りつぶしノート」第3列車は2月20日発売です

「第3列車」の紹介、今日は東日本大震災復興関連です。昨年4月に三陸鉄道が全線復旧しています。そして今年は以下の復旧が予定されています。

□石巻線浦宿~女川間 3月21日
□女川駅移転開業 3月21日
□仙石線陸前大塚~陸前小野間線路移転で同区間復旧 5月30日
□上記の線路移転で東名、野蒜が移転開業 5月30日
□仙石東北接続線高城町構内~松島駅構内 5月30日

 こうして予定を並べてみると、着々と復旧が進んでいるのがわかります。写真は3月14日のダイヤ改正から1週間後に予定されている石巻線女川駅の近影(右)です。震災直後の写真(左)と比べると嵩上げしているのがわかりますね。キハ40の2両編成が停まっていますから、すでに試運転が始まっているのでしょう。
 このホームの場所は元の駅から200m石巻寄りです。したがって石巻線の営業キロは200m短くなります。残念ながら地図帳の縮尺では、200mの移動は表現できませんが、不通区間を示す「アミ」は晴れてとることができました。青ベタ白抜き文字は東日本大震災で大破消滅した駅の印で、「第3列車」ではすでに復旧した駅でも、その記録を残したいと考え、「青ベタ白抜き」駅のままにしてあります。

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▲(左)2011年4月30日 撮影:編集部(右)2015年2月14日 提供写真

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▲(左)乗りつぶしノート第2列車(右)乗りつぶしノート第3列車
 仙石線の東名、野蒜両駅も「青ベタ白抜き」駅です。この2つの駅を含む海沿いの区間が内陸移転し、新たな駅が設置されます。陸前大塚〜陸前小野間の内陸移転にあわせ、東北本線松島の仙台寄りに仙石線への渡り線を設け、仙石東北ラインの運転が始まります。渡り線は300mほどだそうで、松島駅構内と高城町駅構内がその区間になりますが、渡り線と両駅はかなり離れています。
 仙石線の内陸移転も仙石東北接続線も地図を修正して対応しました。仙石東北接続線は虫眼鏡を使わないと見えないかも知れません。いずれも78ページに掲載されています。
 石巻線女川については平成25年6月7日の「悠悠自鉄」にも記事がありますので、あわせてご覧ください。

編集部 田中比呂之(ひろし)

2015年02月18日   本の話

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