新潮日本文学アルバム 36 檀一雄
1,320円(税込)
発売日:1986/04/25
- 書籍
四人の子を残し医学生と出奔した母。その傷を舐めるように彷徨した青春時代。妻と若い女優の間に引き裂かれた己を純粋な詩魂で描き切った“火宅の人”のロマンの一生。
書誌情報
読み仮名 | シンチョウニホンブンガクアルバム36ダンカズオ |
---|---|
シリーズ名 | 新潮日本文学アルバム |
発行形態 | 書籍 |
判型 | |
頁数 | 112ページ |
ISBN | 978-4-10-620636-8 |
C-CODE | 0391 |
ジャンル | 文学・評論、ノンフィクション |
定価 | 1,320円 |
著者プロフィール
檀一雄
ダン・カズオ
(1912-1976)山梨県生まれ。少年期に母が若い学生と出奔、その傷心が文学への原点となる。東大経済学部在学中の処女作が認められ、佐藤春夫に師事。「日本浪曼派」に加わるも、従軍と中国放浪の約十年間を沈黙。1950(昭和25)年、『リツ子・その愛』『リツ子・その死』を上梓して文壇復帰。1951年、『真説石川五右衛門』で直木賞受賞。死の前年まで二十年にわたって書き継がれた『火宅の人』により、没後、読売文学賞と日本文学大賞の両賞受賞。
関連書籍
この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。
感想を送る