新潮日本文学アルバム 62 芹沢光治良
1,320円(税込)
発売日:1995/07/10
- 書籍
父親の信仰ゆえに「捨てられた子」として極貧の中に育ち、エリート官僚の道を歩みながら文学を志す、宗教的ユマニスム、愛の無償性を追求した国際派作家の永い生涯。
書誌情報
読み仮名 | シンチョウニホンブンガクアルバム62セリザワコウジロウ |
---|---|
シリーズ名 | 新潮日本文学アルバム |
発行形態 | 書籍 |
判型 | |
頁数 | 112ページ |
ISBN | 978-4-10-620666-5 |
C-CODE | 0391 |
ジャンル | 文学・評論、ノンフィクション |
定価 | 1,320円 |
著者プロフィール
芹沢光治良
セリザワ・コウジロウ
(1896-1993)1896(明治29)年、静岡県沼津市我入道に生れる。第一高等学校から東京帝国大学経済学部を卒業。在学中高等文官試験に合格。卒業後、農商務省に勤めるが、官を辞してフランスのソルボンヌ大学に留学。卒業論文完成直後、結核に倒れ、フランス、スイスで療養生活を送る。1930(昭和5)年、帰国して書いた『ブルジョア』が綜合雑誌「改造」の懸賞小説に当選して作家生活に入る。『巴里に死す』『一つの世界――サムライの末裔』など、多くの著書があり、大河小説『人間の運命』で、日本芸術院賞、芸術選奨を受賞。日仏文化交流の功労者としてフランス政府からコマンドール(文化勲章)を受章。日本ペンクラブ会長、ノーベル文学賞推薦委員などを務めた。1986年から、毎年書下ろし小説を刊行。1993(平成5)年3月、死去。
関連書籍
この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。
感想を送る