2013年6月

 だいぶ以前に神保町の古書店で手に入れたものの、ほとんど見ることもなく自宅の壁に立てかけておいたのが、『日本の駅』(鉄道ジャーナル社)です。これが今やページをめくらない日はないほど、愛読する本になっています。毎日新しい発見があります。編集に携わる者として、こういう本を作ってみたい、と思わせる本です。昭和47年10月14日発行、つまり鉄道100周年を記念して刊行された写真集ということです。

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2013年06月14日     タグ : 駅舎

  函館本線東森駅は、通称砂原回り線の駅です。砂原回りの前身となる渡島海岸鉄道にも東森という駅がありました。その鉄道名にロマンチックな印象を勝手に抱いていましたが、この鉄道の写真や切符などは見たことはありません。それはともかく、この駅は 『百駅停車』に「鄙にも希なモダン駅舎」として登場します。

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  『百駅停車』(小社刊)は相変わらずじわじわ売れています。この本の取材で筆者の杉﨑行恭さんと駅をめぐるうちに、その面白さに嵌まってしまいました。列車の撮影と違って、その場所に行けば駅はあるので、撮影には苦労はありません。しかし、何駅かを撮影しなければならないとき、夕方近くになってバタバタしはじめます。日が暮れるまでに撮り終えないと、と焦ります。

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2013年06月12日   北海道 / 東北   タグ : 岩内線, 松前線, 津軽線, 海峡線, 瀬棚線, 駅舎

 山田線の駅に解説を入れました。今回は上盛岡から両石までです。監修者の今尾恵介さんの解説に、東日本大震災関連の情報は編集部で書きました。言うまでもなく、これまで駅についての書籍、ムックの類いは数多ありますが、内容も様々です。何を解説するかはとても難しい。駅名の基となる地名を中心に解説するのは、王道かもしれませんが、これが諸説紛々だったりして、一筋縄ではいきません。

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2013年06月11日   東北   タグ : 山田線

 ちょっと大げさなタイトルをつけましたが、「出戻りスタンプ収集家」としては、一度は取り上げておきたいと思っていました。青い森鉄道のスタンプに初めて接したのは、昨年9月、八戸駅でのことでした。八戸のスタンプを押そうとしたところ、両隣の北高岩陸奥市川のスタンプも置いてありました。「何かの事情で置いてあるのだろう」と深くは考えず、3つのスタンプを押印しました。

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2013年06月10日   東北   タグ : スタンプ, 青い森鉄道

 東日本大震災後、不通になっていた 石巻線は、石巻〜浦宿間が復旧しています。震災の年の9月に訪れたときは、路盤が沈下して水びだしになっていて、とても早期の復旧は無理だろうと思いました。終点の女川は嵩上げなどの工事があり、開通までにはまだ時間がかかるようです。

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2013年06月07日   東北

 ようやく津軽海峡を渡る日が来ました。昨年末、試運転を始めて以来、半年近く北海道にとどまっていましたが、ついに青函トンネルをくぐります。地図は東北地方全域、路線・駅は東北本線仙台以北の60路線、665駅を公開します。

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2013年06月06日   東北

 駅スタンプの嚆矢は、昭和6年の福井駅とこのブログで書きました。福井駅長考案のものだということです。では鉄道スタンプの起源となると、いったいいつのことになるのでしょうか。6月2日に「日光牛車鉄道」さんが青函航路のスタンプを投稿されています。これは昭和4年の「北海道樺太視察旅行」なるツアーの栞に押印された津軽丸のスタンプです。旅の記念にスタンプを押すという行為は、昭和6年以前からあったという証明ですね。

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2013年06月05日   北海道   タグ : スタンプ

 駅名に関する書籍は、これまで数え切れないほど出版されています。地名や姓名などとともに、いつの時代でも売れ筋であることがわかります。北海道の路線と駅について、簡潔にわかりやすく編集された書籍を最近手にしました。『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探求』(富士コンテム)というB5判の書籍です。平成16年の発行なので、10年近く前の刊行です。

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2013年06月04日   北海道   タグ : 万字線, 岩内線, 歌志内線, 渚骨線, 瀬棚線, 胆振線

 『百駅停車』を編集してから、駅をめぐる旅に嵌まっています。著者の杉﨑行恭さんに誘われて、この週末、静岡鉄道の駅をめぐってきました。清水と静岡の市街地を結ぶ鉄道だけあって、杉﨑さんお好みの狭小駅が連なっていました。この鉄道はもともと静岡茶を運ぶために建設されたそうですが、今は沿線の足として日中6分間隔で電車が走っています。

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2013年06月03日   東海   タグ : スイーツ, 静岡鉄道

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