時刻表を熟読していた頃、臨時駅が開設されると、それなりに興味を持ちましたが、わざわざその臨時駅に行くことはありませんでした。どちらかというと特別なものより、日常を好む傾向があります。旅先でも日常を見たいという気持ちが強く働きます。
とはいえ、鉄道地図帳を編集してからは、臨時駅が気になる存在になったことも確かです。現在公開中の北海道・東北にも臨時駅がいくつもあります。
山田線には 鵜住居という一風変わった名の駅があります。昔ここに鵜住居氏という一族が住んでいたことから、名づけられた駅名だそうです。大槌湾に近く、東日本大震災ではたいへんな被害に遭っています。大震災から半年後に、鉄道の震災被害を地図と写真で編集した 日本鉄道旅行地図帳「東日本大震災の記録」を刊行しました。取材の際に撮影した写真は、このWeb日本鉄道旅行地図帳にも順次アップしていきます。すでに山田線宮古~大槌間の写真はアップしました。
地名や駅名は「ネタの宝庫」で、これに関連した本はこれまで無数と言ってよいほど刊行されています。また本にならないまでも、個人で駅名を楽しんでいる鉄道ファンは多いのではないかと思います。この週末に「小心火車」さんが投稿された写真もその例でしょう。話題としては、時期違いのような気もしますが、実は早めに計画を立てておかないと、年末になって慌てても間に合いません。
今日(6月21日)より、東北全線が「開業」。一部を除き、投稿ができるようになりました。約1400駅、140路線です。
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投稿の南限をお知らせします。
・羽越本線 新津
・只見線 藪神
・会津鉄道 会津高原尾瀬口
・東北本線(2) 黒磯
・常磐線(2) いわき
水郡線はまだ投稿できません。白棚線は白河~金沢内間が投稿可能です。また福島交通は、路線ページのみ投稿可能です。東北新幹線は、「関東」開業時に全線掲載します。
皆様の写真・コレクションのご投稿を楽しみにしております。
編集部 田中比呂之(ひろし)
早起きをして仙台に行ってきました。4時に起きて、まずサッカーの日本対ブラジル戦を見たあと、仙台に向かいました。横浜はかなり雨が降っていて、何度もこのまま布団に戻ろうかと思いましたが、出かけて後悔はしたことがないので、傘をさして出かけました。
『百駅停車』(小社刊)は相変わらずじわじわ売れています。この本の取材で筆者の杉﨑行恭さんと駅をめぐるうちに、その面白さに嵌まってしまいました。列車の撮影と違って、その場所に行けば駅はあるので、撮影には苦労はありません。しかし、何駅かを撮影しなければならないとき、夕方近くになってバタバタしはじめます。日が暮れるまでに撮り終えないと、と焦ります。