土屋武之さんの近著『鉄道の未来予想図』を読んでいます。鉄道ファンに共通する性癖とも言うべき夢想に、土屋さんの性格なのでしょう、正面から取り組んでいます。鉄道ファンは現実に存在する鉄道はもちろんのこと、廃止になった鉄道も楽しむし、予定線もシャブリ尽くします。建設途中で挫折した未成線にも愛情を注ぎます。本のタイトルからは、過去の類書の内容を想像してしまいましたが、最初に登場したのは、東京~大阪間を走る夜行列車でした。しかも運営するのは貨物会社だというのです。
早起きをして仙台に行ってきました。4時に起きて、まずサッカーの日本対ブラジル戦を見たあと、仙台に向かいました。横浜はかなり雨が降っていて、何度もこのまま布団に戻ろうかと思いましたが、出かけて後悔はしたことがないので、傘をさして出かけました。
だいぶ以前に神保町の古書店で手に入れたものの、ほとんど見ることもなく自宅の壁に立てかけておいたのが、『日本の駅』(鉄道ジャーナル社)です。これが今やページをめくらない日はないほど、愛読する本になっています。毎日新しい発見があります。編集に携わる者として、こういう本を作ってみたい、と思わせる本です。昭和47年10月14日発行、つまり鉄道100周年を記念して刊行された写真集ということです。
『百駅停車』(小社刊)は相変わらずじわじわ売れています。この本の取材で筆者の杉﨑行恭さんと駅をめぐるうちに、その面白さに嵌まってしまいました。列車の撮影と違って、その場所に行けば駅はあるので、撮影には苦労はありません。しかし、何駅かを撮影しなければならないとき、夕方近くになってバタバタしはじめます。日が暮れるまでに撮り終えないと、と焦ります。