先日、かねてから親しくさせていただいてる大蒐集家の家を訪問してきました。国内外の主に戦前の駅ポスターを蒐集してらっしゃるのですが、ポスター以外にも実物や沿線案内、絵葉書、切符などいわゆる紙モノなども大量にあり、何度目かの訪問となった先日もついに全容はわからないままでした。こういう方にこそ、当Webをカタログとして使っていただきたいと思い、お薦めもしてまいりました。
9月2日のこのブログで紹介しました「ユイと大吉が見た風景」は、三陸鉄道北リアス線島越駅付近でした。狭い入江と駅と周辺にあった何もかもが津波で破壊された風景は衝撃でした。私は震災後の4月30日に島越へ行き、衝撃の風景に圧倒されました。
社内のある部署で書籍の表紙に使用する鉄道写真を探しています。これまでも当編集部が協力して写真の手配をしてきましたが、今回は当Web上で募集することになりました。かなり条件が限定的だとは思いますが、皆様の珠玉の写真を是非拝見させてください。
『日本鉄道旅行地図帳』シリーズの最初の号を刊行したのは、平成20年5月のことでした。企画書を重役に提出したのが、前年の1月で、本格的な準備に取りかかったのが春頃からだと記憶しています。当時は営業部にいましたから、打ち合わせなどは夕方以降に行われることがしばしば。休日は取り上げるべき鉄道を調べるのに費やしました。全線全駅は必須として「全廃線」に踏み出すかどうか迷っていました。
今日は余談から始めます。昨日「さとたか」さんが投稿された南下沼駅の写真にちょっとショックを受けました。平成18年に廃止になって、今は存在しない駅ですが、もしこの駅で列車を待つことになったら、しかも夜だったらどうしよう思いました。この小屋、いや待合室に照明はあったのでしょうか。誰か来たら、お互いに大声を上げそうです。
神奈川県は自分の生活圏にもかかわらず、Webにアップする素材の整理が間に合っていないので若干の焦燥感があります。横浜市電は生活圏からちょっとはずれていた上に、中学生の時に廃止になり、廃止直前におっとりとトロリーバスとともに撮影に行った覚えがあります。現在ネガを捜索中です。
昨日のブログで東急池上線五反田駅について書きました。何度も書いていますが、私は人生のほとんどを東急沿線に住んでいるにもかかわらず、池上線に乗る機会はほとんどありませんでした。それでいつまでも旧型車両が走る地味な路線ぐらいにしか思っていませんでした。